どうしてむし歯になるの?
歯の表面はプラークでおおわれており、この中にむし歯菌が住んでいます。
むし歯菌は食べたり飲んだりしたものの中に含まれる炭水化物や糖を利用して歯を溶かす酸をつくります。
この酸が歯の表面を溶かします。(脱灰)
溶かされた歯は唾液の働きによって元に戻ります。(再石灰)
歯は食事のたびに脱灰と再石灰を繰り返し、このバランスがくずれた時にむし歯になります。
選ぶポイント
①毛のかたさは『ふつう』のもの
歯ブラシの毛は固くないと磨いた気がしないという方がいますが、硬い歯ブラシでは歯ぐきを傷つける原因にもなりかねません。
お年寄りの方や手の力が弱い方は固い歯ブラシがオススメになる場合もありますが一般的に毛の固さはふつうのものをオススメしております。
②毛にコシがあるもの
歯ブラシの毛が細くなっていたり、毛先が長くてあったり歯ぐきへの感触を優しくしてある歯ブラシもあります。
こういった歯ブラシは歯周病が気になる方用に作られていることが多く、毛のコシがないのでプラークをなかなか落とすとこができません。
このような歯ブラシはプラークを落とす力は弱く磨く力を強めてしまう原因にもなりますので、歯科医院で歯周病専用の歯ブラシをすすめられていない場合は毛がまっすぐなものをオススメしています。
歯周病が気になる方、歯科医院で歯周病だと診断された方
歯周病が気になる方は歯ぐきが弱っている可能性があります。
歯ぐきが腫れてしまっていたり、歯の根っこがでてしまっていてしみる可能性が高いのです。
なので毛先が通常よりも細く、歯ぐきへの感触が優しいものをオススメしています。
歯周病とは…
日本人の成人の80%がかかっている病気で、歯を失う1番多い原因が歯周病によるものです。
ただ病気の進行が重度になるまで自覚症状がないので自分で歯周病を自覚している人は少ないのではないでしょうか。
歯周病はプラークによって歯の周りの骨が溶け、歯が揺れたり歯ぐきが腫れたりして最終的には歯が抜けてしまう病気です。
恐ろしいですよね(><)
しかし、歯周病は適切な治療(歯科医院での歯石のおそうじなど)とご自宅でのホームケアを行えば進行を抑えることができる病気でもあります。